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司法書士法人新宿事務所 所長阿部亮ブログ


小説 新島伝説 〜NPO司法過疎サポートネットワーク旅情編 1 〜


2008/05/20 23:02

新島伝説
〜NPO司法過疎サポートネットワーク旅情編 1 〜
これは、医者がいない離島の物語「DR.コトー」の法律家版の物語
法律家がいない離島に身銭をきって無謀にに乗り込む法律家達の背中を追った物語である。・・・
(ここで中島みゆきの「地上の星」のイントロが流れ始める・・・)
新島観光協会のパンフレットを手に取る。「碧い海と白い砂のロマン」と書かれている。
その昔、若者達が真夏の夜の夢を求め、ナンパのメッカ新島を目指したという「新島伝説」。
「JUST WAIT IT!」世界中のサーファー達の楽園。
そんなところに法律相談なんて野暮なことをしに行ってきた。
10月24日AM9:00、東京調布空港、滑走路の上。
首都圏から集まった物好きな弁護士KOKAI、司法書士GOKAN・IMI・ABE、司法書士兼調停委員IMAIZUMI、税理士ISAYAMA・TOKUDA。
男4人に、女3人の合わせて7人。
滑走路上で静かに離陸を待つ中型のセスナ機(Fairchild Dornier 社製Do228-212(ドルニエ) 乗客定員19名 エンジン776馬力×2 時速410km)に乗り込んだ。
30秒足らずの滑走の後、ふわりとその機体を宙に浮かべたドルニエは横浜上空を抜け、南へ約160km、雲一つ無い秋の空を、有視界飛行で滑空する。約30分の穏やかなフライトの後、眼下のコバルトブルーの海洋に新島の姿が浮かび上がった。
島の周囲約28q、人口約2.600人のひょうたん形をした新島の隣には、島の周囲約12qの式根島が寄り添っている。着陸を知らせる機内アナウンスの後、ドルニエはゆっくりと新島空港に着陸姿勢を取った。と、突然の大揺れ、機内に悲鳴が上がった。新島の谷から吹き上げる島風が機体を強く揺らしたのだ。
飛行機酔いは離陸時ではなく着陸時に襲ってくる。機内の乗客達の悲鳴が着陸への歓声へと変わるなか、飛行機酔いのABEとIMIだけは黙ったまま、ただただ機体のゴム車輪が滑走路と摩擦するまでのラスト3分をじっと耐え祈るのであった。ちなみにIMIは飛行機酔いだけではなくひどい船酔いもするらしいが、毎年、離島巡回法律相談のための小笠原諸島への26時間の船旅をこなし続けている鉄の意志を持つ女である。
地方のローカル駅並みの新島空港を出ると、島での遊び時間を1秒たりとも無駄にしたくないKOKAIが空港ロビーでもたもたするメンバーのケツを叩き始めた。
KOKAIは離島巡回法律相談と称して、伊豆七島以外にも多くの島に行き、アウトドアライフを満喫しているらしいが、彼のなかでゆったりとした「島」時間が流れたことはあるのだろうか? 島にいるときの彼は、間違いなく東京にいるときより忙しそうだ。
KOKAIに急かされながら、2台のレンタカーに分乗した一行はまず、宿泊予定の宿に向かった。



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