司法書士法人新宿事務所 所長阿部亮ブログ
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小説 新島伝説 〜NPO司法過疎サポートネットワーク旅情編 4〜
2008/08/21 13:55
腹ごしらえを終えた一行が昼下がりの眠気をもよおしはじめたころ、GOKAN
は一人、子供用の釣り竿を持ち、海岸沿いの突堤に消えていった。
KOKAIも再びメンバーのケツを叩き始め、一行はGOKANを間々下海岸に
置き去りのまま、島の反対側、羽伏浦海岸に向かった。
絶好の波が打ち寄せるサーフィンスポットとして、世界中のサーファーにサーフ
ィンのメッカと称される羽伏浦海岸は、島の東岸約6.5kmに渡って続く真っ白な
砂浜であった。
眼下にどこまでも続く砂浜に、秋の寒さを忘れたサーファーが数人、波を待って
いる。
丘サーファーならぬ口サーファーのTOKUDAが浜辺でひとしきり解説を始める。
「今日のチューブはイマイチだね!波がすぐに潰れちゃっているよ・・・!」
そこに水着に着替えたKOKAI、ISAYAMA、ABEの3名が借りてきた
ボードを脇にかかえて、はしゃぎながら海に突進していく。気温は寒いが海の水温は高い。
見よう見まねでパドリング(ボードに腹這いになり、クロールのように水を漕ぐ
こと)を試みたKOKAIがまず、中ぐらいの波に跳ね飛ばされて浜辺に打ち戻された。
続いて、ISAYAMA、ABEが次々に波に襲われ砂浜に打ちつけられる。
遠くの方で、KOKAIの歓喜と悲鳴の混じり合ったわめき声が響く。
「あぁ〜自然の力だ!自然の力だ!」トランス状態になっている新興宗教信者のように
はしゃぎ続けるKOKAI、ISAYAMA、ABEの3人。
「こんな奴らに、明日、まじめな顔で相談をする人々の思いとはいかがなものだろうか?」
とにかく外洋の波の力は半端ではないとうことを繰り返してでもお伝えしなければならな
い。
体は抗う術もなく波に引きずり込まれ、砂浜に打ち返される。このあまりにも巨大な
パワーを一度でも体感した人々がサーフィンにはまる理由がよく分かる。とにか
く波は、否、自然とういものはすごいパワーを持っているのだ。これほど分かりやすく人
間の無力さを知る方法もないのではないか。
(続く)
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・小説 新島伝説
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